
韓国の電子商品券「オンヌリ商品券」の統合アプリが、サービス開始初日(3月1日)から接続障害を起こし、利用者の不満が高まっている。システム障害は3月2日には一部復旧したものの、QR決済エラーや加盟店リストの欠落などの問題が続き、アプリの不安定さに対する批判が止まらない。韓国造幣公社は「システムオープン初日に同時接続者数が430万人に達した」と説明している。
韓国国内で最も同時接続者が多いシステムの一つである韓国鉄道公社のKTXチケット予約システムでさえ、昨年8月のピーク時の同時接続数は43万4000人だ。
造幣公社によると、大規模接続によって発生した速度低下を把握し、プラットフォーム最適化など技術的対応を進めたという。その結果、3月2日午前10時にはシステムが正常化したという。
ただ、利用者の不満は依然として収まっていない。Google Playストアには「本人認証時に住民登録番号の入力ができない」「以前利用していた加盟店がアプリに登録されていない」といった口コミが3日までに1700件以上寄せられた。
オンヌリ商品券は全国の伝統市場や小規模店舗で利用でき、利便性の向上とともに需要が年々増加している。ただ、購入希望者が殺到してホームページのサーバーがダウンする事態が繰り返され、対応不足が指摘されている。
(c)news1