2025 年 3月 1日 (土)
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韓国大統領妻の修士論文、盗用を「最終確定」…淑明女子大の調査結果に異議を申し立てず

キム・ゴニ(金建希)氏=大統領室提供(c)news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の妻キム・ゴニ(金建希)氏の修士論文で盗用が指摘されていた問題で、淑明女子大学は25日、論文が剽窃(ひょうせつ、盗用)であると最終結論を出した。キム・ゴニ氏も、疑惑を提起した淑明女子大民主同窓会も、調査結果に対して異議を申し立てず、研究倫理真実性委員会の確定手続きを残すだけとなった。

淑明女子大民主同窓会は当初、論文の盗用率を確認した後、異議申し立て期限である3月4日までに決定を下す予定だった。しかし、調査を担当した研究倫理委が詳細な事実確認の要求に積極的に応じなかったため、迅速な手続きを優先することを決定したという。

問題の論文は、キム・ゴニ氏が1999年に淑明女子大教育大学院に提出した「パウル・クレー(Paul Klee)の絵画の特性に関する研究」だ。大統領選(2022年)の前に、論文の盗用疑惑が浮上し、淑明女子大は同年初頭に予備調査を開始。同12月には本格的な調査に着手した。

研究倫理委は、調査の結果、論文について「盗用に該当する」と結論づけ、今年1月にキム・ゴニ氏へ通告した。しかし、キム・ゴニ氏は2度にわたり通知の受け取りを拒否し、その後、最終的に調査結果を受領した。異議申し立て期限である2月12日までに反論を提出しなかった。

淑明女子大での修士論文盗用が確定したことを受け、キム・ゴニ氏が国民大学で取得した博士学位も影響を受ける。国民大学はこれまで「淑明女子大が修士学位を取り消した場合、博士学位の取り消し手続きを進める」と表明していた。

今後、淑明女子大が学位取り消しを決定すれば、国民大学での博士学位審査も加速すると見られる。

(c)news1

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