2025 年 1月 25日 (土)
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韓国「旧正月の供え物」の準備、伝統市場で2万円強…大型マートより13%安

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2025年の旧正月の供え物準備費用について、伝統市場での購入額が大型マートに比べて約13.4%安価であることが分かった。

ソウル市農水産食品公社は、ソウル市内の大型マート、伝統市場、可楽市場(カラクモール)の計25カ所を対象に実施した「旧正月の供え物準備費用」の調査結果を1月20日に発表した。この調査は、旧正月の約2週間前である13日、モニタリングチームと調査員10人が現地を訪問し実施した。調査対象は、龍山区の龍門市場など16の伝統市場、ロッテマートなど8つの大型マート、可楽市場内のカラクモールだった。

調査結果によると、今年の伝統市場での購入費用は22万4040ウォン(約2万4357円)、大型マートでは25万8854ウォン(約2万8121円)で、それぞれ前年より1.0%および2.5%上昇している。一方、カラクモールでの購入費用は21万4498ウォン(約2万3315円)で、前年より5.3%上昇したが、伝統市場や大型マートと比べそれぞれ4.3%、17.1%安価だった。

一部の果物や野菜の価格は天候や生産量の影響を受け上昇しそうだ。果物ではリンゴや梨の収穫量が減少し、価格が高止まりする可能性がある。また、柑橘類ではレッドオレンジが生産量の減少により値上がりすると予想される。一方で、白菜や大根などの冬野菜も供給不足で価格が上昇傾向にある。

畜産物については供給が安定しており、牛肉(韓牛)の価格はわずかに上昇する見込みだが、豚肉は前年1月と比べて価格が上昇するものの安定して供給されると見られている。

水産物では、一部の品目で異常気象の影響による漁獲量の減少が予想されるが、政府は冷凍タチウオやサバなど6品目の大衆魚を市場やマートに通常より多く供給し、最大50%の割引販売を実施する。

ソウル市農水産食品公社のムン・ヨンピョ社長は「旧正月にはデジタルオンヌリ商品券を活用すると、従来の10%割引が15%に引き上げられ、さらに購入額の最大15%が還元される。これにより伝統市場やカラクモールでお得な買い物が可能になる」と述べた。

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