2025 年 1月 21日 (火)
ホーム政治「手信号で指示」…ソウル西部地裁乱入を指揮した男、公開捜査へ

「手信号で指示」…ソウル西部地裁乱入を指揮した男、公開捜査へ

乱入事件で手信号を送る「リーダー役とされる」男性=Xより(c)news1

韓国のユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領の拘束令状発付直後、ソウル西部地裁に乱入して暴動を起こした支持者の中に、手信号を使って指示を出したとされるリーダー役の男性がいたとする主張が浮上している。この人物を特定するため、捜査当局が公開捜査に踏み切る可能性が示唆されている。

X(旧Twitter)に20日、「<公開捜査> 西部地裁乱入事件の指揮者」と題した投稿が拡散された。投稿には、群衆に向けて手信号を送る眼鏡の男性の写真が添付されている。写真は事件当日に撮影されたとされる。

この男性の行動は、保守系YouTubeチャンネルが生配信した映像や、JTBC取材班が撮影した映像で確認されている。特に乱入前、地裁の裏門で警察と対峙していた群衆に向けて手信号を送った直後、支持者らが一斉に警察を押しのける様子が記録されていた。また、建物内で乱入者が破壊行為をする際にも、この男性が近くにいた様子が捉えられている。

ネット上では「彼を逮捕すれば背後関係が明らかになるのでは」といった反応が相次ぎ、この乱入事件が計画的に実行された可能性があると指摘する声が上がっている。

事件に関連して、検察出身で野党「共に民主党」のキム・ギピョ議員もラジオ番組に出演し、「裁判官の個人執務室は厳重に管理される場所だ。ライトを持ち込む行動は、計画的なものだった可能性が高い」と語った。

法務行政処のチョン・デヨプ処長も「7階にある裁判官室の中で、特に令状担当裁判官室が狙われたことから、何らかの情報を持って乱入したのではないかとの推測がある」と語り、事件が計画的であった可能性を示唆した。

(c)news1

RELATED ARTICLES

Most Popular