ソウル東部地裁はこのほど、弟子の男性の腹を刺し、殺人未遂罪に問われた彫り師の被告(48)に懲役4年、保護観察3年の判決を下した。
被告は2022年冬から弟子が運営する賭博で多額の損失を出したうえ、2023年3月には他の賭博場での借金も重なり妻と離婚。破綻状態に陥った。
その後、働いていたタトゥースタジオが警察の摘発を受けて閉店した。
生活に困った被告は6月に弟子のスタジオを訪れて「月30万ウォン(約3万3000円)で作業スペースを貸してほしい」と頼んだが断られた。
これに憤った被告は2023年6月20日午後、刃渡り31cmの包丁を購入し、弟子のスタジオを訪問。「なぜ断るのか」と迫ったが、無視されたため、椅子に座っていた弟子の腹を包丁で刺した。
地裁は「被告は殺意を持って腹部を強く刺しており、犯行は悪質だ」と指摘。「何の被害回復もしていない」として厳しい判決を出した。
(c)news1