
韓国で、同年代の女子生徒を集団で暴行した上、性犯罪に及んだとして、児童・青少年性保護法違反などの罪に問われた10代の男女5人の控訴審公判が光州高裁で開かれた。裁判長は起訴内容の凄惨さに激憤し、法廷にいた被告らの親に対して「どうしてこのようなことが起きるのか」と、異例の猛烈な叱責をした。
一審判決によると、5人は昨年6月下旬、「被害生徒が自分たちの悪口を言った」という理由で、下校中だった女子生徒を近くの公園のトイレや建物の非常階段に連れ込み、約2時間にわたり暴行を加えた。スニーカーの紐で足を縛り、顔に性的な落書きをしたほか、タバコの火で火傷を負わせ、手指消毒剤を混ぜた水を飲ませるなどの残虐な行為を繰り返した。
さらに、わいせつ行為や性的行為を強要し、その様子をスマートフォンで撮影。遅れて合流した男子生徒が性犯罪に及ぶのを周囲の生徒らが助長し、別の男子生徒は避妊具を渡すなどしていた。被害生徒は脳震盪や多発性打撲などで全治2週間の診断を受け、不登校になるほどの深刻な精神的ショックを負った。
一審の光州地裁は、主犯格の被告に懲役5年(短期3年6カ月)、性暴行に及んだ男子生徒に懲役6年(短期4年)の実刑を言い渡した。残る3人にも懲役4年〜4年6カ月(短期2年6カ月〜3年)を言い渡し、少年事件としては極めて重い刑が下された。一審で被告側は「被害者の怪我は傷害に該当しない」「性犯罪を幇助してはいない」などと一部否認したが、地裁はこれを退けた。被害生徒側は刑事供託金の受け取りを拒否し、厳罰を求めている。
判決を不服とした被告5人全員と検察側がそれぞれ控訴。控訴審の法廷でキム・ジンファン裁判長は、凄惨な犯行実態に憤りを露わにし、保護者らの監督責任を厳しく追及した。被告らは二審の裁判所に対しても反省文を提出し減刑を求めている。控訴審の判決は7月16日午後に言い渡される。
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