2024 年 11月 25日 (月)
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祖国防衛に意欲燃やす…韓国50~80代の元軍人が再び銃を手に「シニアアーミー」

「シニアアーミー」会員ら(c)NEWSIS

「何でもお任せください。祖国を守るため、この身を捧げる覚悟です」との決意を胸に、韓国の退役軍人で構成された「シニアアーミー」会員33人が5日、忠北・槐山に位置する陸軍第37師団の青安科学化予備軍訓練場で予備軍訓練を体験した。

「シニアアーミー」は国防の義務を果たした退役世代が、有事の際に祖国を守るために結成した組織で、昨年6月に発足し、同年国防部の許可を得て法人化された。創設時200人だった会員数は現在2000人にまで増加している。少子化や兵役短縮に伴う兵力不足の解消に寄与したいとの思いから、全国各地から50代から80代の老兵が集まった。

その中には、陸軍准尉として退役したキム・ヨンギさん(61)の姿もあった。昨年末に心臓の治療を受けたが回復し、今回の訓練に参加。「21年間にわたり軍需司令部や第22師団、第30師団などで勤務した。今は牧師をしているが、国家の呼びかけがあればいつでも応じる覚悟だ」と銃を手に語った。

また、妻のパク・ギョンスクさん(66)も参加した。「今年3月に安養で一度訓練を受け、今回が二度目。今後も訓練を続け、活動を継続するつもりだ」と意欲を見せた。

訓練場では、市街地戦闘の演習もあり、紫色の煙幕手榴弾が爆発すると、会員たちは単独軍装とマイルズ装備を身に着け、M16A1ライフルを構えて敵に狙いを定めた。

長年のブランクを感じさせない射撃姿勢には揺るぎがなく、交差しながら前進する老兵たちの表情には戦士の覚悟がみなぎっていた。

その後はVRシミュレーションの模擬射撃訓練やスマート心肺蘇生訓練もあり、33人の会員たちは真剣そのものだった。

訓練を終えた一人は「北朝鮮によるウクライナ・ロシア戦争への参戦やミサイル挑発が続く今、国家の安全が危機にある。どんな任務でもやり遂げる」と強い決意を表明した。

(c)NEWSIS

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