2024 年 11月 25日 (月)
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韓国・新型コロナテーマ株の急騰…入院患者増で3日連続の上昇達成も過熱感

(c)MONEYTODAY

韓国で新型コロナウイルス感染に関連する株式が急騰している。ワクチン、診断キット、陰圧病室や救急車などの関連株に対する関心が高まっている。これは、今年6月末から新型コロナ患者が増加し続け、今週には最大値を記録したことが要因だ。証券業界では、関連株の多くが中小型株であるため、急激な価格変動に注意が必要だと警告している。

韓国取引所の20日の統計によると、過去5営業日間(14日~20日)の上昇率1位の銘柄は、新型コロナ関連株として注目されているウジョンバイオ(3585ウォン、+29.89%)だった。同社は病院内での微生物の滅菌と拡散防止システムを開発する感染管理企業であり、20日午前も前日比29.89%の上昇を見せ、3営業日連続でストップ高に達した。

また、同日の午前10時4分時点で、新型コロナ診断キット企業であるセニジェン(4210ウォン、+2.18%)は、5営業日で87%近く上昇し、上昇率2位にランクインした。その他、新型コロナの恩恵を受けると見られるミコバイオメッド、パミセル(8020ウォン、-5.54%)、ジンマトリクス(6220ウォン、+3.84%)、ケスピオン(874ウォン、-13.12%)なども、上昇率トップ10に名を連ねた。

当日の株式市場でも、新型コロナ関連株、とりわけ陰圧病室と陰圧救急車関連の銘柄が強さを見せた。グループ企業がバイオクリーンルーム関連事業を展開するGH新素材(4430ウォン、+0.57%)は前日比11%の上昇を記録した。また、シンソンエンジ(1821ウォン、+3.94%)、ケイエンソル(1万5280ウォン、+6.63%)、オテック(4270ウォン、+1.67%)、エスワイ(4395ウォン、+1.27%)なども市場平均を上回る上昇を見せた。

しかし、新型コロナ関連株の急騰が続く中で、上昇銘柄が入れ替わる動きも見られた。同日、シージェン(3万3000ウォン、-4.21%)は前日比3.92%下落しており、同社は今月、新型コロナ診断キット関連株として最大68%近く上昇していたが、ここにきて下落に転じた。また、大幅な上昇を見せていたヒュマシス(2910ウォン、-3.16%)、バイオノート(5690ウォン、-6.41%)、グリーン生命科学(3865ウォン、-4.33%)も同様に下落した。

株価が上昇するとともに、大株主が変わった企業も登場した。大株主の持ち株売却のニュースに投資家たちは売りで反応し、株価が下落する場面も見られた。16日と19日に連続でストップ高を記録したミコバイオメッドは、大株主が保有する1057万1166株を現行価格の半値で譲渡するという公告が出されたことで、当日市場開始直後に18%以上下落した。

新型コロナ関連株の強さが続いているのは、入院患者の増加が影響していると考えられる。疾病管理庁によると、新型コロナの入院患者数は6月末から増加傾向にあり、今月第2週には1359人と今年に入って最も高い水準を記録した。防疫当局は、拡大傾向が続く場合、今月末には1週間あたり35万人の患者が発生するとの予測を立てている。

新型コロナ患者の増加が続く中で、関連企業への関心も続く見通しだ。韓国投資証券のキム・デジュン研究員は、「新型コロナ患者の急増により、治療薬や診断キットが品薄状態となっており、製薬会社が生産工場をフル稼働させている点も投資家心理に好影響を与えている」と評価している。

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