2024 年 11月 25日 (月)
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韓国LG CNS、日本のエドテック市場に本格進出…英会話イーオンとコラボ

記念撮影するイーオンの重野卓社長(左から7番目)と韓国LG CNS通信・流通・サービス事業部長のパク・サンギュン専務(同8番目)ら=LG CNS(c)KOREA WAVE

韓国・LGグループ系の「LG CNS」は25日、日本の英会話教室のイーオン(AEON)と業務協定(MOU)を締結したと明らかにした。LG CNSは▽日本の公教育用英会話AIチューターアプリの構築▽アプリ「AI Speak Tutor 2」のリニューアル▽イーオンのオンライン学習運営プラットフォーム「Learning Management system, LMS」の高度化▽オン・オフライン学習データ統合や分析――など、イーオンのすべての教育事業にDX技術を導入する。

まず、両社はアプリ「AI Speak Tutor for School」(仮称)を新規開発し、日本の英語公教育市場に進出する。日本は2019年から文部科学省のGIGAスクール構想の一環として、小・中学校の児童・生徒1人当たり1台のICT端末機(ノートパソコン、iPadなど)を貸与している。現在、端末の普及率が99%を超えるとされているが、端末で利用できるAI基盤の英会話コンテンツは不足している。

この点に着眼し、LG CNSは日本の成人利用者に提供中の「AI Speak Tutor 2」を、小・中学生用に特化した「AI Speak Tutor for School」として開発する。両社は日本の小・中学生に英語教科書を活用したAI英会話サービスを提供する。

LG CNSは、これまでの「AI Speak Tutor 2」を▽絵画▽読み取り▽聞き取り▽テスト――などを提供する統合英語学習アプリにリニューアルする。このため、両社は50年以上の歴史があるイーオンの英語教育カリキュラム・ノウハウと、LG CNSの技術力を結合する。

両社は2021年から日本のエドテック(EdTech)事業のために協力してきた。LG CNSのAIチューターアプリ「バタータイム」をカスタマイズした「AI Speak Tutor 2」を使うと、利用者は500を超える状況別、職業別対話をAIと役割分担して練習したり、チャットGPTとフリートーキングしたりすることが可能だ。また、いつでもどこでも英語表現、発音などを練習できる。「AI Speak Tutor 2」のAIが発音、速度、正解類似度などを分析し、利用者の会話のレベルを診断する。

LG CNSは、イーオンオンライン学習プラットフォームも高度化する。このプラットフォームには▽講師選択▽授業予約▽AIレベルテスト▽カリキュラム管理▽学生管理――などの機能がある。一つのプラットフォームの中で受講生は自由にオンライン学習をし、講師は多くの受講生を管理できる。

LG CNSはAI、ビッグデータ基盤の学生、講師、学習統合データ管理機能も搭載する。イーオンはプラットフォームのオン・オフラインチャンネルで収集される▽相談記録▽講義受講データ▽テスト記録――など、受講生のすべてのデータを収集・分析することができる。これを基盤にイーオンは受講生一人一人に必要な1対1のオーダーメード型学習課程の提供が可能となる。

LG CNS通信・流通・サービス事業部長のパク・サンギュン専務は「今回の協定を基に日本のエドテック事業の攻略にさらに拍車をかける。イーオンとともに日本のエドテックB2C(企業と消費者間取引)事業だけでなく、B2B(企業間取引)・B2G(企業と政府間取引)でも市場を戦略的に拡大していく」と強調した。

(c)KOREA WAVE

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