
SNSで犬の動画を拡散させる韓国のインフルエンサーと航空会社の客室乗務員がネット上で火花を散らしている。乗務員が会社員匿名オンラインコミュニティに、インフルエンサーによる機内での振る舞いが航空会社の規定を破るものだと書き込んだためだ。
このインフルエンサーは、インスタグラムフォロワー31万人を有するポメラニアン「ダリ」の飼い主だ。
この飼い主は海外で手術を終えたダリとともに飛行機に乗った。この時、乱気流が発生し、ダリが発作を起こして気絶したため、飼い主は無断で搬送用ケージから取り出し、応急処置を施した。
航空会社は機内でケージからペットを取り出すことを厳重に禁止している。ケージを座席や膝の上に載せるのも違反だ。そのため乗務員が飼い主を制止した。すると、飼い主は「子犬をまたケージに入れろと言うのか」と抗議した。
その後、飼い主はSNSに乗務員と航空会社に対する批判をSNSに書き込んだ。
「マニュアル通りに仕事をしたことは理解できる。だが、ダリは死にそうだった」
「これまで規定を破って注意されたことはない」
これに対し、乗務員はオンラインコミュニティに「アレルギーのある乗客がいたら航空会社は責任を負わされる」と訴えた。
乗務員によると、この飼い主は普段から機内で子犬におやつを与える映像や写真をSNSに載せている。そのため、他の乗客たちから「自分の犬はだめなのか」と抗議されるという。
これについて飼い主が「飛行中におやつ与える映像は、ユーチューブに上げる前に航空会社にも共有して許可を受けた」と釈明すると、乗務員は「ユーチューブには飛行中に子犬を取り出した映像がいっぱいある」「本当に“犬を取り出してご飯とおやつをあげる映像をユーチューブに掲示してもいいですか?”と申し出て、航空会社に許可を受けたのか」と強く反論した。
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