2024 年 11月 28日 (木)
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韓国の次世代ステルス無人機、より高性能に…大韓航空が展望

次世代ステルス無人機(ドローン)(大韓航空提供)(c)news1

韓国軍が今後運用する次世代ステルス無人機(ドローン)に、敵のレーダーから探知されにくい機体と高耐熱電波吸収複合素材などが導入されるとの展望が、大韓航空航空技術研究院の資料で明らかになった。

ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領は昨年末、北朝鮮の小型ドローンが韓国内に侵入した問題を受け、軍当局に年内にステルス無人機を生産するよう指示した。

資料によると、大韓航空は国防科学研究所(ADD)と共同で2010~16年にステルス無人機「KAORI-X」を開発。全長7メートル級の尾翼がない機体で、電波吸収構造が採用された。同じく2016~21年に開発した全長15メートル級の「KAORI-X2」はKAORI-Xより電波吸収構造の性能が高度化された。

大韓航空は2021年から国防技術振興研究所と、よりレーダー探知されにくい機体を開発を進めており、電磁的透明スキンや低密度電波吸収素材、表面電流制御などのステルス技術を高度化する計画だ。

ドローンが高度なステルス性能を備えるためには、エンジンの熱に耐えながら外部のレーダー電波を吸収できる高耐熱電波吸収複合素材が必要となる。そこで、昨年から特に、1000度の高熱にも耐えられるセラミック基盤の複合素材や、超高温電磁気・RCS測定システムの開発に着手。2027年に技術開発を完了することを目標にしている。

こうした技術は全長6メートル級の次世代ステルス無人機の試作機に優先的に導入され、検証作業が進められるとみられる。

(c)news1

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