2024 年 11月 25日 (月)
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中国に新規進出の韓国企業、この30年で最低

新型コロナウイルス感染の再封鎖が一部施行された北京市内の様子(AFP)©news1

これまで生産基地建設など先を争って中国に進出した韓国企業が、新型コロナウイルス感染以後、中国進出が消極的になった。特に今年初め、中国政府の都市封鎖を受け、こうした流れが加速化したようだ。日本や米国など主要国の企業も同様の傾向を見せている。企業の「脱中国」の流れは今後も続くとみられる。

韓国輸出入銀行によると、今年第2四半期(4~6月)、中国に新規進出した韓国企業は34社にとどまった。1992年の国交正常化を控え、中国進出が本格化した同年第1四半期(23社)以後の30年で最も少ない数値だ。昨年第1四半期(53社)と比べても半分近く減少した。

この間、豊富な労働力・天然資源と安い人件費、巨大な市場などが備わった中国に、韓国企業は先を争って生産施設に投資した。しかし、新型コロナウイルス感染拡大を契機に、サプライチェーンの不安定などのリスクに加え、高くなった費用、米中の対立の激化まで重なり、中国内の投資に消極的になっている。

新型コロナ発生前は中国に新規進出した国内企業は2017年に538社、2018年に490社、2019年に466社だったが、発生後は2020年に246社、2021年に261社と半分程度に減った。

特に今年は中国政府が都市封鎖を強行したため、中国内投資に対する認識がさらに否定的になった。サムスン電子は4月、上海封鎖で半導体製品をまともに出荷できず、需要低下による販売不振を招いた。現代自動車も中国から正常に部品の供給受けることができず、国内の光州(クァンジュ)工場が一時的に稼動停止されたりした。アモーレパシフィック(AMORE PACIFIC)上海工場はシャットダウンするという事態にまで至った。

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