2026 年 6月 23日 (火)
ホーム社会「性暴行目的」は否定、だが自宅に損壊した成人用品…韓国・16歳女子高生を殺害した男の初公判、最大の争点は「強姦等殺人罪」適用の可否

「性暴行目的」は否定、だが自宅に損壊した成人用品…韓国・16歳女子高生を殺害した男の初公判、最大の争点は「強姦等殺人罪」適用の可否

チャン・ユンギ被告(c)news1

韓国・光州の路上で16歳の女子高校生が殺害された事件で、性暴力犯罪処罰特例法違反(強姦等殺人)などの罪に問われたチャン・ユンギ被告(23)の初公判が22日、光州地裁で開かれる。同日は亡くなった高校生、イ・チェウォンさんの四十九日にあたり、遺族は友人が出席できるよう前日の21日に追悼式を営む。凄惨な無差別凶悪犯罪に市民の怒りは強く、厳罰を求める声が高まっている。

起訴状などによると、チャン被告は5月5日午前0時11分ごろ、光州広山区月渓洞の路上で、通りかかったイ・チェウォンさんを刃物で刺して殺害したとされる。また、悲鳴を聞いて救助に駆けつけた男子高校生(16)にも刃物を振るい、重傷を負わせた疑いがある。

チャン被告は事件前の5月3日、勤務先が同じだった外国人女性(26)の自宅に侵入して性的暴行を加え、約13時間監禁したとされる。この女性へのストーカー行為が知人に発覚したことに激高し、女性の殺害を計画して刃物を持ち徘徊していた。捜査機関の追跡を逃れる中で偶然見かけたイ・チェウォンさんを標的に定め、約15分間尾行した後に背後から首を絞めて車で拉致しようとしたが、激しく抵抗されたため殺害に及んだとされる。

裁判の最大の争点は、法定刑に5年以上の懲役が含まれる通常の殺人罪ではなく、死刑または無期懲役のみが規定されている「強姦等殺人罪」が適用されるかどうかだ。

チャン被告は「死ぬ前に誰かを殺そうとした」という趣旨の供述をし、性暴行目的で被害者を拉致・殺害しようとしたとする検察側の見方を否認している。検察は、住居から胸や首の部分が損傷したリアルドールなど多数の成人用品が見つかったことや、他人との会話内容などを根拠に、性的目的があったと判断している。

事件をめぐり、法務省の公開請願サイトには厳罰や再発防止策を求める国民請願が出され、多くの市民が同意を寄せている。光州地検の関係者は「専従捜査チームが公判を担い、被告の罪に見合う重刑が言い渡されるよう最善を尽くす」と強調した。

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