
韓国統一地方選の期間中、第三極「改革新党」から釜山市長選に立候補していたチョン・イハン氏が街頭演説中に飲料をかけられたと主張した事件をめぐり、自作自演の疑いが浮上している。釜山金井警察署などの調べで、飲料を投げつけたとして立件された30代の男とチョン・イハン氏が、事件直前に通話していた記録が確認された。
警察によると、チョン・イハン氏と男の2人は偽計による公務執行妨害や公職選挙法違反などの疑いで、いずれも在宅で立件され取り調べを受けている。捜査の過程で、2人には事件前から親交があったことも分かった。さらに警察は、事件当日にチョン・イハン氏が搬送された病院が関与した疑いがあるとする告発状も受理。当時の診断内容などを含め、事件全般について実態解明を進めている。
この事件は、4月27日に釜山市内で選挙運動中だったチョン・イハン氏が、走行中の車から男に飲料水をかけられて転倒し、脳振とうの診断を受けたと主張していたもの。事件後、チョン・イハン氏は首にギプスを着けた姿で警察署を訪れ、男への善処を求める嘆願書を提出していた。しかし警察は、地方選翌日の6月4日にチョン・イハン氏の選挙事務所を家宅捜索するなど、偽装工作の疑いを強めている。
事態を受け、改革新党のイ・ジュンソク(李俊錫)代表は18日の最高委員会議で「事実であれば想像を絶する重大な選挙犯罪だ。党独自の真相調査団を立ち上げ、民事・刑事上の重い責任を問う」と表明した。なお、チョン・イハン氏はすでに同党を離党したという。
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