
韓国行政安全省が所有する敷地を運動場として使用しているソウル徳寿小学校で、敷地内の花き施設に出入りする車両による児童の安全問題が浮上し、解決が難航している。ソウル市教育庁は根本的な解決策として、同校の運動場と廃校跡地を交換する案を行政安全省に提案した。
同校の非常対策委員会によると、学校側と管轄のソウル市中部教育支援庁、行政安全省は1日、初の公式機関協議を開き、児童の安全確保策を話し合った。問題となっているのは、行政安全省ソウル政府庁舎管理本部が学校運動場の近くで運営している花き施設だ。下校時間や体育の授業時間に貨物車両が運動場を通行したり駐車したりしており、児童の安全を脅かしていると指摘されていた。
協議の中で、行政安全省側は運動場内にフェンスを設置し、その内側を車両が通行する案を提示した。しかし保護者らは児童の安全を最優先とし、登下校時の車両出入りを全面的に規制するか、運動場を通らない専用の出入り口を別途設けるよう求めている。新たな出入り口の設置には中区役所やソウル市などとの調整が必要となるため、中部教育支援庁はまず委託調査を実施し、可能性を検討する方針だ。
この運動場は行政安全省が所有する国有地で、現在は同支援庁が無償使用の許可を得て学校が利用している。ソウル市教育庁によると、管内の学校で同様に国有財産を使用している事例は計452筆あるが、所有権や活用をめぐって対立が表面化したのは同校が初めてという。同校は過去にも民主化運動記念館の建設候補地として検討され論争となったが、児童の学習権を考慮して候補から除外された経緯がある。
ソウル市教育庁は、長期的には廃校跡地との交換方式などで行政安全省との所有権整理を進める。教育監への当選が決まったチョン・グンシク氏も候補者時代に同校の安全正常化に関する政策協約に署名しており、協議に弾みがつくとみられている。行政安全省側は「現在も児童の安全を考慮して車両の通行を最小限に抑えている。公務に支障のない範囲で、学校や保護者側と協議を続けたい」としている。
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