
韓国ホテル業界が、客室や飲食を超え、花やリビングなどライフスタイル市場へ事業領域を広げている。ウェディングや宴会、空間装飾で蓄積したデザイン力と顧客基盤を、独立ブランド事業に生かす動きだ。
パルナスホテル&リゾートは2024年9月、ハイエンドフラワーブランド「エフロア」を立ち上げた。花束やフラワーボックス、プレミアムランなどの一般消費者向け商品に加え、ウェディングやブランドイベント、ショールーム、ポップアップストアの空間スタイリングまで手がける。
2025年6月には、グランドインターコンチネンタル・ソウル・パルナス1階に旗艦店「アトリエ・エフロア」を開いた。2026年1~5月の累計売上高は前年同期比約347%増と、一般向け小売と企業向け空間演出の双方が伸びた。
朝鮮ホテル&リゾートのラグジュアリーフラワーブティック「格物工夫」も存在感を高めている。2008年に始まり、自然の色彩から着想を得たデザインで朝鮮ホテルならではの品格を表現する。5月の家庭の月の締め切り基準で、売上高は前年同期比約20%増えた。
ホテルが花事業に注目するのは、既存サービスとの連携性が高いためだ。花はウェディング、宴会、客室パッケージ、レストラン装飾などで幅広く使われる。専門人材や仕入れ網、プレミアムイメージも活用できる。業界関係者は、ホテルにとって事業多角化と日常でのブランド接点拡大につながるとみている。
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