2026 年 6月 20日 (土)
ホーム社会追いつめられて「退職決意」の部下、社長が下した驚きの決断…韓国・振り込まれた1000万ウォン

追いつめられて「退職決意」の部下、社長が下した驚きの決断…韓国・振り込まれた1000万ウォン

(c)news1

韓国の会社員向けオンラインコミュニティーで、ある心温まるエピソードが話題を呼んでいる。両親の金銭的な危機から退職を決意した社員に対し、所属するスタートアップ企業の代表が快く1000万ウォン(約107万円)を貸し付け、引き留めたという投稿だ。

投稿者によると、当時、両親の身に突然のトラブルが発生し、数千万ウォンのまとまった資金が必要になった。昼は会社、夜は配達のアルバイトをして工面しようとしたが、小さなスタートアップの給料だけでは追いつかなかった。

追い詰められた投稿者は、代表に事情を打ち明けて退職を申し出た。自身のスキルを生かしてフリーランスになれば、より多くの収入を得られると考えたためだ。

これに対し、代表は予想外の提案をした。「会社が嫌で辞めるのでないなら、問題解決後に戻ってきてほしい」と、退職ではなく休職扱いを勧めた。会社が好きだった投稿者はこの提案を受け入れ、フリーランスとしての活動を始めた。

驚いたのはその数日後だった。スマートフォンに通知があり、口座を確認すると、代表の個人名義で1000万ウォンが振り込まれていた。

慌てて電話をかけた投稿者に、代表はこう言葉をかけた。

「急にお金が必要になったのだろう。焦って危険なところから借りたりせず、まずはご両親の問題を解決しなさい」

投稿者は数カ月間フリーランスとして働いて資金を確保し、両親の問題を解決。代表からの借入金も全額返済した。その後、約束通り会社に復帰して恩返しのために尽力し、それから約5年後に同社を退職したという。

後日、投稿者が代表に「なぜ当時、あれほどの大金を貸してくれたのか」と尋ねると、代表はこう答えた。

「最近は会社の規模や年俸に関係なく、仕事そのものが好きで没頭できる人を見つけるのが難しい。君はそういう人材だったから、手放したくなかった」

投稿者は「当時は世の中から見放されたような絶望の中にいたが、代表が差し伸べてくれた手は一生忘れられない。職場も結局は人が動かす場所なのだと改めて感じた」と振り返る。

この投稿に対し、ネット上では「仕事に没頭する人のエネルギーは隠せない。代表は人を見る目があった」「友人同士でも1000万ウォンを貸すのは簡単ではない。素晴らしい代表だ」など、感動と称賛の声が相次いでいる。

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