2026 年 4月 21日 (火)
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韓国ファッションプラットフォーム…過去最高の売り上げ更新、次の焦点は収益性

(c)MONEYTODAY

韓国の主要ファッションプラットフォーム各社は2025年、過去最高の売り上げを記録するなど事業規模の拡大を続けた。一方で、収益性の面では各社の差が鮮明になった。なかでもムシンサは売り上げ、利益の両面で成長を加速させ、他社との格差をさらに広げた。

業界全体では、プラットフォーム事業の長期成長を左右する収益構造の改善へと関心が移りつつある。

16日に公表された各社の監査報告書によると、ムシンサの2025年売り上げは1兆4679億ウォン(約1579億円)で、前年より18.1%増えた。

2022年の7084億ウォン(約762億円)から、わずか3年で2倍以上に拡大した。営業利益も1405億ウォン(約151億円)と36.7%増え、売り上げ、利益ともに過去最高を更新した。

特に注目されるのは、利益の伸びが売り上げ成長率を大きく上回った点だ。

ムシンサは、プラットフォーム事業の特性上、一定水準の固定費を超えると追加コストを大きく増やさずに利益を拡大できる「固定費レバレッジ」の効果が表れたと説明した。これにより、同社は本格的な利益創出局面に入ったとしている。

一方、他社は売り上げ拡大を維持しながらも、収益改善では苦戦が続いている。

エイブリーの2025年売り上げは3697億ウォン(約398億円)で、前年より10.6%増えた。営業赤字は43億ウォン(約5億円)となり、前年より72%縮小した。ファッションに加え、美容、食品、音楽へと領域を広げるとともに、男性向け事業や海外事業を通じて収益構造の改善を進めた。

ジグザグを運営するカカオスタイルは、2025年売り上げが2192億ウォン(約236億円)となり、前年より9.4%増えて過去最高を更新した。

営業利益は58億ウォン(約6億円)で、160%増加した。美容や40代、50代向けファッションなど新たな分野の拡大に加え、会員数が220万人を突破し、全サービスで均等に伸びたことが業績を押し上げた。

これに対し、Wコンセプトコリアは売り上げが1194億ウォン(約128億円)で、増加率は2.2%にとどまった。

営業損益は31億ウォン(約3億円)の赤字となり、赤字転落した。マーケティング費用の拡大が影響したとみられる。同社はLF、コオロン出身のイ・ジウン新代表を選任し、体質改善に乗り出した。商品企画やブランドキュレーションの力を高め、競争力を強化する方針だ。

この結果、ムシンサは他のファッションプラットフォームとの差を、規模と収益性の両面でさらに広げた。

とくに収益性は、ファッションプラットフォームの持続可能性を見極める重要な指標とされる。これまで業界では、取引額や利用者数の増加が主な評価基準だったが、投資誘致や新規株式公開(IPO)を見据えるうえでは、安定した利益構造を証明することが欠かせないとの見方が強まっている。

業界関係者は、ファッションプラットフォームでは収益構造の高度化が重要だとしたうえで、ファッションという本来の競争力に加え、美容、生活用品、食品などへの多角化、海外進出、オフライン拠点の拡充、さらにマーケティングや物流の効率化がともに進まなければならないと指摘した。

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