
韓国が開発したキューブ衛星「K-RadCube」が米国の月探査計画に搭載され宇宙へ向かったものの、正常な交信に至らなかったことについて、オ・テソク宇宙航空庁長は「残念だが、経験そのものが貴重な資産だ」と評価した。
オ・テソク氏は4月8日、記者懇談会で「民間企業が主導し、衛星の開発から運用までの全過程を独自に担った経験は何物にも代えがたい」と強調した。
「K-RadCube」は米航空宇宙局(NASA)の有人月探査計画に搭載され、今月2日に打ち上げられた。韓国のキューブ衛星が静止軌道を超えて運用された初の事例となった。
初期の交信試行では一部区間で信号の受信に成功したものの、安定した通信の確立には至らなかった。
オ・テソク氏は「有人探査機に搭載された点に大きな意味がある」と指摘し、「有人探査は安全基準が大きく異なる。これまで経験できなかった分野に挑戦できた」と述べた。
また今後については、米国の月探査計画との協力を具体化する考えも示した。オ・テソク氏は4月中旬、米コロラド州で開かれる宇宙シンポジウムに出席し、NASAのジャレッド・アイザックマン長官らと会談する予定だ。
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