2026 年 4月 6日 (月)
ホーム社会「1万ウォン(1100円)は高すぎる?」韓国で拡散する「低価格の飲食店表示」マップ…極限の安さを求める若者の執念

「1万ウォン(1100円)は高すぎる?」韓国で拡散する「低価格の飲食店表示」マップ…極限の安さを求める若者の執念

節約志向の若者の間で利用が広がる低価格飲食店検索サービスのイメージ(c)NEWSIS

物価上昇が続く中、低価格の飲食店を地図上で探せるオンラインサービス「物乞いマップ」が、韓国の若者の間で注目を集めている。食堂検索やおすすめ機能に加え、利用者同士が情報を共有できるコミュニティ機能も備え、節約志向の必須ツールとして広がりつつある。

このサービスは、2023年に流行したオープンチャット「物乞い部屋」の流れを受けて誕生した。開発者は「利用者の最大の悩みが食費だった」とし、安価な飲食店の情報を視覚的に整理することで、効率的に節約できると説明する。利用者は5000ウォンから1万ウォンの範囲で価格条件を設定し、周辺の飲食店を検索できる仕組みだ。

記者が実際にこのサービスを使い、ソウル市鍾路区の繁華街で1日を過ごしたところ、想像以上に節約効果が高いことが確認された。昼食は4500ウォン(約495円)のジャージャー麺、食後に1700ウォン(約187円)のコーヒーを購入。夕食には5500ウォン(約605円)のコチュジャンプルベク(豚肉定食)を選び、1日の食費は計1万1700ウォン(約1287円)に収まった。一般的なランチ1回分とほぼ同じ水準で、2食とコーヒーを賄えた計算になる。

ソウルでは外食価格の上昇が続き、ジャージャー麺の平均価格は7000ウォン台に達している。こうした中で、割安な店を効率よく見つけられる点が支持を集めている。

一方で、サービスの基準設定をめぐっては議論もある。利用者からは「安い店をすぐ見つけられて便利」と評価する声がある一方、「上限1万ウォンでは高すぎる」との指摘や、宣伝目的の投稿増加を懸念する声も出ている。開発者は、こうした意見を踏まえ、基準価格の見直しや不正投稿の排除を検討しているとしている。

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