2026 年 3月 30日 (月)
ホーム経済流通韓国・ダイソーがファッション分野拡大…「550円商品」低価格戦略

韓国・ダイソーがファッション分野拡大…「550円商品」低価格戦略

ダイソー店舗(c)news1

韓国の生活雑貨大手ダイソーが、これまで拡大してきた美容分野に続き、衣料品を前面に打ち出してファッション市場への攻勢を強めている。

同社によると、取り扱う衣料品の種類は2023年末の約270種から2024年末に約300種、2025年末には約700種へと急増し、2026年2月時点でも同水準を維持している。

衣料事業はここ数年で本格的に拡大した。2022年にイージーウェアやスポーツウェア、ホームウェアを投入した後、夏向けの冷感シリーズや冬向けの保温シリーズなど機能性商品を展開。2026年3月には「カジュアル軽量シリーズ」を打ち出し、日常使いできる外出着へと領域を広げている。

2024年夏には冷感素材の衣料約30種、同年冬にはスウェットやフリースなど約60種を展開するなど、季節商品の強化も進めてきた。

中でも注目されるのは価格の低さだ。ナイロン製の軽量ジップアップ型ウインドブレーカーが5000ウォン(約550円)で販売されるなど、低価格戦略が特徴となっている。物価上昇が続く中で節約志向の消費者ニーズと合致し、人気を押し上げているとみられる。

この戦略は売り上げにも直結している。衣料部門の売り上げは2022年比で2023年に約160%増、2024年に約34%増、2025年に約70%増と拡大。2026年も1月に前年同月比約180%増、2月に約140%増と高い伸びを記録した。

同社はすでに化粧品分野でも商品数を大幅に増やし、市場での存在感を高めてきた。こうした成功モデルを衣料にも応用し、機能性と低価格を軸に市場を広げる戦略とみられる。

業界関係者は「品目数と売り上げの伸びを見る限り、衣料を新たな成長の柱に育てようとしている可能性がある」と指摘する一方、「コストパフォーマンス重視のブランドでどこまで市場を広げられるかが課題になる」との見方も示している。

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