
ソウル・光化門広場で21日開かれたグループ「BTS(防弾少年団)」の公演をめぐり、来場者数が当初予想を大きく下回り、周辺のコンビニが在庫処分に追われる事態となった。
警察によると、21日の公演当日に光化門一帯に集まった人出は約4万2000人だった。ソウル市の集計でも約4万人規模にとどまった。主催側は約10万4000人と発表したが、最大26万人と見込まれていた事前予測には大きく届かなかった。
背景には、当局による厳格な入場規制と大規模な警備体制があったとみられる。現場には警察約6700人、消防や自治体など約3400人、主催側約4800人の計1万5000人以上が動員された。さらに、公演の様子が生中継されたことで、安全面を考慮して現地訪問を控える人が増えたとの見方も出ている。
その結果、周辺のコンビニでは需要を見込んで大量に仕入れた商品が売れ残った。翌22日には、消費期限が迫ったキンパやサンドイッチが店内に積み上がり、店舗からは「午後には廃棄せざるを得ない」との声も聞かれた。
SNS上では「キンパ・おにぎり・サンドイッチ1個購入で1個無料」などの張り紙が掲げられた売り場の様子が拡散し、“涙の1+1セール”として話題を集めた。
また、交通規制の影響で来店客が減り、「通常の大規模集会より売り上げが伸びなかった」と不満を漏らす店舗もあった。
一方で、一部コンビニ本部は加盟店の廃棄損失を補填するため、事前に支援策を取り決めていたという。業界関係者は、在庫リスクに備えた対応を協議していたと説明している。
(c)news1