
韓国の中央選挙管理委員会は、2026年6月3日に予定される地方選挙を前に、期日前投票で使用する投票箱の台座を透明素材に変更する方針を決めた。投票箱内部を外から確認できるようにし、不正選挙や投票箱すり替え疑惑を未然に防ぐ狙いがある。
中央選挙管理委員会によると、同委は管内の期日前投票で使用する「バッグ型」投票箱の台座を透明素材に変更する。これにより、投票箱の内部を肉眼で確認できるようになる。
「バッグ型」投票箱は、輸送や保管を容易にするため布袋の形状を採用した投票箱で、現在は期日前投票で使用されている。投票箱は台座の上に設置され、投票終了後に開票所へ移送する際には、内部の袋部分のみを取り外して運ぶ仕組みとなっている。
これまでは白色のプラスチック製台座が使用され、外見上は一般的な投票箱と似た形状だった。しかし、開票所へ移送する過程で内部の袋だけが運ばれる様子が撮影され、投票箱のすり替えなど不正選挙疑惑が一部で提起されていた。
このため中央選挙管理委員会は誤解を減らす目的で、台座を不透明な白色プラスチックから透明素材へ変更する。また袋の色も、従来の濃い紺色から灰色へ改める。
「バッグ型」投票箱の構造が見直されるのは、2014年の導入以来12年ぶりとなる。
中央選挙管理委員会の関係者は「不正選挙や投票箱すり替えといった疑惑を事前に遮断するための措置だ」と説明した。
また、選挙監視体制も強化する。前回の大統領選で初めて導入した「公正選挙参観団」は、従来の38人から約3倍となる104人へ増員する。参観団は政党や市民団体、学界関係者などで構成され、全国13の区域に8人ずつ配置される。
参観団は5月から約1カ月間、投票用紙の配送を含む選挙準備の過程と、投票・開票の全過程を現場で監視する。
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