2026 年 4月 17日 (金)
ホーム社会2泊3日で6万円の修学旅行は「ボッタクリ」か?…韓国・現役教師が明かす費用高騰の切実な事情

2泊3日で6万円の修学旅行は「ボッタクリ」か?…韓国・現役教師が明かす費用高騰の切実な事情

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韓国のある中学校で、国内2泊3日の修学旅行費が約60万ウォン(約6万6000円)に達したことをめぐり議論が広がる中、現役教師が費用の内訳や現場の実情を明かした。

オンラインコミュニティに投稿した教師は「刺激的な報道が続いているが、準備する立場から説明したい」と書き出した。問題となった費用には、交通費、宿泊費、食費、体験活動費、安全要員の人件費、運営費などが含まれている。

教師によると、修学旅行は前年の時点で計画され、実施には生徒の85%以上の同意が必要とされる。また、教員と保護者で構成される準備委員会が設けられ、旅行会社は公開入札で選定される。保護者が事前視察に同行するケースもあるという。

さらに、業者は原則として最低価格で選ばれるが、保護者や生徒の要望、安全基準の強化などを反映させると、費用は一定水準まで上がらざるを得ないと説明した。特に、高校生ら304人の死者・行方不明者を出した客船セウォル号沈没事故(2014年)以降、安全規定が厳格化され、専門の安全要員を多数配置する必要が生じ、人件費が大きく増加したと指摘した。

教師はまた「修学旅行後の満足度調査では不満も多く、精神的にも消耗する」と吐露。「最小限の費用で運営しようとしても、保護者や生徒からの不満は避けられない」と現場の苦労を語った。

加えて「教師がリベートを受け取っているのではないか」といった疑念については「そのような慣行はなく、教師も費用を負担しながら引率している」と否定した。

最後に教師は「質が上がれば費用も上がるのは当然だ」とし、「修学旅行は教師のためではなく、生徒の思い出のためにある」と理解を求めた。

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