
韓国の電気自動車(EV)市場が急速に拡大し、登録台数が100万台に迫っている。ガソリン価格の高騰を背景に、維持費の低いEVへの需要が高まっているためだ。
業界によると、2026年3月時点の国内EV登録台数は98万1321台で、前年同期比36%増となった。2024年3月の約53万台から2年でほぼ倍増しており、このペースが続けば年内にも100万台を突破する見通しだ。
ブランド別では、現代自動車が34万1408台で全体の34.7%を占め、首位に立った。2021年に専用EV「アイオニック5」を発売して以降、現在は電気・水素車を含め9車種を展開している。
2位は起亜で28万637台(28.5%)。一方、輸入ブランド全体の登録台数は約32万台で、単一ブランドとしての現代自動車を下回った。
車種別では乗用車が約80%(78万3320台)と大半を占め、貨物車も18万台余り(18.5%)に達した。特に電動小型トラックは補助金の影響で、購入価格が内燃機関車と大きく変わらない水準に抑えられている。
EVの利点は維持費の安さにある。ガソリン車の年間燃料費が約242万ウォン(約24万2000円)と試算されるのに対し、EVの充電費用は約77万ウォン(約7万7000円)にとどまる。さらに、消耗品交換が少なく、整備負担が軽い点も普及を後押ししている。
業界関係者は「本格的な普及期に入り、登録台数は今後も増え続ける」と指摘しており、韓国のEV市場は一段と拡大しそうだ。
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