
韓国大邱市選挙管理委員会は、期日前投票で従妹(いとこ)が従姉(いとこ)の身分証明書を使って投票する事案があったと発表した。選挙管理委員会は確認作業の徹底など再発防止に努めるとしている。
大邱市選管によると、期日前投票の初日となった5月29日午前9時半ごろ、西区(ソグ)内唐(ネダン)4洞(ドン)の投票所で、女性が従姉の身分証を提示して投票を済ませた。その約20分後、体が不自由な従姉が介護ヘルパーに伴われて同じ投票所を訪れたが、システム上はすでに「投票済み」と処理されていたため、問題が発覚した。
従姉の身分証は20年以上前に発行されたもので、顔写真が不鮮明だった。さらに2人の住所も似ていたことから、選挙事務員が本人確認の際に見落としたという。選管の調べに対し、投票した従妹は「身分証を間違えて出してしまった」という趣旨の説明をしている。
選管はその後、2人とも正当に投票権を行使できるよう身分証の再発行などの手続きを取った。また、警察に指紋確認を依頼して詳しい経緯を調べている。
一方、投票所での指紋認識について、選管関係者は「重複投票を防ぐためのシステムであり、行政機関に登録された指紋データと照合して本人かどうかを識別する法的根拠(権限)は選管にない」と説明。「今後は事務員への教育を強化し、身分証と本人の顔の照合をより徹底する」としている。
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