
崩落事故で3人の死者を出したソウル市西大門区の西小門高架道路が、2025年9月の撤去開始直前に実施された安全評価で「不十分」と判定されていたことが分かった。作業者の安全意識、管理者の職務遂行、施設・装備管理などの項目で、比較的低い評価を受けていたことが明らかになった。
韓国与党「共に民主党」のパク・ミンギュ議員がソウル市から受け取った資料によると、西小門高架道路の撤去工事現場は2025年9月19日、ソウル市安全管理課の現場安全点検で100点満点中67点となり、「不十分」の評価を受けた。「不十分」は「現場構成員の安全管理への参加が低調で、安全活動が不足した状態」を意味する。
評価項目は大きく、作業者の安全意識23点、管理者の職務遂行22点、作業環境8点、施設・装備8点、高危険管理16点、作業計画10点、安全教育10点などに分かれる。
施工会社である興和建設側担当者の職務遂行に関する指数が低かったことも分かった。作業者の安全意識で7点、管理者の職務遂行で8.6点、施設・装備管理などで7点、安全教育で6点が減点された。
マイナス点を受けた項目もあった。作業者の安全意識領域のうち「危険状況対応」指数は2点満点中マイナス1点だった。これは、安全施設が不十分な状況で労働者が作業しているかなどを確認する項目だ。
ソウル市側は評価が「不十分」だった点を認めながらも、この評価が今回の崩落事故と直接関連しているわけではないとの立場だと伝えられている。
一方、警察は最近、ソウル市と施工会社などに対する広範囲の家宅捜索を終え、確保した証拠物の分析も急いでいる。
ソウル警察庁広域犯罪捜査隊は5月29日、ソウル都市基盤施設本部と興和建設、監理会社の水星エンジニアリング、撤去現場近くの現場事務所など7カ所に捜査官を送り、関連資料を確保した。ソウル警察庁関係者によると、週末の31日にも専従捜査チームの相当数が出勤し、証拠物の分析を進めているという。
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