韓国国内でウェブトゥーン（デジタルコミック）の違法流通による被害が最近2年間で2倍以上急増したことがわかった。文化体育観光省の「2021ウェブトゥーン事業体実態調査」資料によると、2021年の被害は8427億ウォン（1ウォン＝約0.1円）と推算され、合法市場規模（1兆5660億ウォン）の54％に達した。
年度別に見ると、違法流通の被害規模は2019年の3183億ウォンから2020年の5488億ウォン、2021年の8427億ウォンと2年間で2.6倍に急増した。
文化体育観光省からこの資料の提出を受けた国民の力のキム・スンス議員は「我が国のウェブトゥーンが海外で相当な人気を得ているという点を考慮すると、実際の違法流通被害規模は一層大きいだろう」と見ている。
警察庁や同省の資料によると、昨年の著作権侵害の検挙件数は3545件で全犯罪113万6826件の0.3％。海外で検挙された事例は2件にとどまった。
キム議員は「著作権保護の重要性に対する政府捜査機関の認識が低調な結果だ。違法サイトの大部分は海外にサーバーを置いており、海外政府や捜査機関との共助を強化する必要がある」と話した。
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