
韓国忠清南道瑞山市のマンション警備室で70代の男性警備員が死亡しているのが見つかった事案を巡り、地元の市民社会団体と全国民主労働組合総連盟(民主労総)は28日、瑞山市役所で記者会見を開いた。団体側は「劣悪な労働環境が招いた人災だ」と主張し、瑞山市や雇用労働省に対して労働環境の改善や超短期契約の根絶などを求めた。
警備員は25日夜、四方が全面ガラス張りの狭い警備室で休憩中に倒れて死亡し、翌朝出勤してきた同僚に発見された。団体側は、警備員が勤務していたマンションには適切な休憩室がなく、法的に保障された休憩時間も警備室の中で過ごさざるを得なかったと指摘している。
会見で団体側は「今回の惨事は、高齢の非正規職労働者を消耗品のように扱ってきた社会の構造的殺人だ」と強く批判。行政側の責任として、瑞山市による警備労働者の休憩施設改善事業の中断や、雇用労働省による現場の不安定な雇用形態の黙認などを挙げた。
その上で、市に対しては事業の即時再開と謝罪を要求。雇用労働省に対しては、超短期契約の根絶対策や共同住宅への特別勤労監督の実施、警備労働者の労働契約期間と休憩室の実態に関する全数調査などを求めた。団体側は「徹底した真相究明と、人間らしい休憩権を勝ち取るまで最後まで闘う」と表明している。
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