
中国・ハルビン駅で1909年10月、初代韓国統監を務めた伊藤博文を暗殺した朝鮮の独立運動家、アン・ジュングン(安重根、1879〜1910)の位牌が、宮城県栗原市にある大林寺に安置されていることが確認された。韓国・誠信女子大のソ・ギョンドク教授がこのほど、大林寺を訪れた。
大林寺には、アン・ジュングンの位牌とともに、中国の旅順監獄にアン・ジュングンが収監されていた当時の看守だった千葉十七(とおしち)の位牌が並んで安置されている。死刑執行の直前、アン・ジュングンが残した最後の遺墨「為国献身軍人本分」は千葉に渡された。その後、千葉が帝国主義を拒み、故郷に戻って生涯にわたりアン・ジュングンを追悼し続けた逸話は、これまであまり広く知られていなかった。
ソ・ギョンドク教授は「アン・ジュングンの殉国日に合わせ、2人の絆に関する映像を多言語で制作し、国内外のネットユーザーへ広く発信した」と伝えたうえ、「今後はアン・ジュングンゆかりの歴史的な遺跡がある中国の大連や旅順、ハルビンなどを訪れ、多言語映像の制作を継続する」と述べた。
今回の一連の活動は、海外にあるアン・ジュングン関連の歴史遺構を紹介し、観光客の訪問を促す「グローバル・アン・ジュングン・キャンペーン」の一環として実施された。ソ・ギョンドク教授は「いまだ見つかっていないアン・ジュングンの遺骨を発掘し、祖国に迎えるための世論形成にも貢献したい」と述べ、同プロジェクトへの関心と応援を呼びかけている。
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