2024 年 5月 20日 (月)
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ソウル小学校教師、合格者114人全員が「任用待機」

児童数減少で廃校するソウル・華陽(ファヤン)小学校(c)NEWSIS

ソウル地域で今年1月、公立小学校教員任用試験に合格した114人全員が現場に配置されないことがわかった。政府の教員定員削減基調の中で合格者が1年以上任用を待つ現象が繰り返されたのだ。

3月1日付でソウル地域公立小学校に配置されず待機しなければならない教員任用候補者は119人だ。教育庁が1月27日に発表した2023学年度任用試験合格者114人全員のほか、1年間配置されなかった前年度合格者5人だ。

ソウル地域では、昨年2月の合格者216人も、同年3月に学校に配置されず、議論を呼んだ。ソウルは他の市道より待機期間が特に長い。昨年の国会国政監査でも指摘された。国会教育委員会無所属ミン・ヒョンベ議員が教育省資料を分析した結果、2017年以後ソウル地域合格者は任用まで平均15.6カ月、約1年4カ月を待たなければならなかった。

任用待機者の規模が昨年9月(186人)より減ったとしても、今回の任用試験合格者数が例年より大幅に減った点を考慮すれば、その深刻性は依然として残っている。

ソウルの小学校教師任用試験合格者規模は毎年減少傾向にある。今年の合格者数(114人)は、5年前の2018学年度(382人)の3分の1にもならない。

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