
ソウルのマンションのチョンセ(保証金賃貸)市場で、半年で数億ウォン上がる最高値取引が相次いでいる。2025年にソウル全域が土地取引許可区域に指定された後、チョンセ物件が急減したためだ。売買市場への参入を先送りした需要者が契約更新を選ぶことも、価格上昇を押し上げている。
国土交通省の実取引価格公開システムによると、5月、ソウル瑞草区の「アクロリバーパーク」専用84平方メートルの新規チョンセ契約額は24億ウォン(約2億6400万円)だった。2026年1月の17億ウォン(約1億8700万円)から、半年足らずで7億ウォン(約7700万円)以上上がった。
上昇はソウル全域に広がる。韓国不動産院によると、2026年5月のソウルのマンション平均チョンセ価格は6億1372万ウォン(約6751万円)で、1年前より4173万ウォン(約459万円)高い。
江北圏でも最高値が出ている。中区の「ソウル駅セントラルXi」専用84平方メートルは、1月の7億5000万ウォン(約8250万円)から5月には11億ウォン(約1億2100万円)に急騰。麻浦区の「孔徳Xi」専用84平方メートルも6月、10億5000万ウォン(約1億1550万円)で申告された。
ウリ銀行不動産研究所のナム・ヒョクウ研究員は、新規物件の減少で需給不均衡が深まり、立地や学区、交通条件の良い主要団地を中心に最高値取引が出ていると分析する。
不動産ビッグデータプラットフォーム「アシル」によると、6月18日時点のソウルのマンションのチョンセ物件は1万9541件で、2025年末から16%減った。既存の借り主の更新率も2026年1~5月に49.8%へ上がり、新規物件の減少につながっている。
韓国建設産業研究院は、2026年の首都圏のチョンセ価格が5.0%上昇すると予測し、チョンセ市場の安定が住宅市場全体の安定に重要だと指摘した。
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