韓国のメッセージアプリ「カカオトーク」のプレゼントが「モバイル百貨店」として急浮上している。百貨店も誘致合戦を繰り広げているブランドが相次いで出店しているからだ。「ブランド化粧品で、ないものはない」といわれているほどだ。
カカオによると、カカオトークプレゼントで最近、1800万ウォン台の時計が販売された。販売商品の中で最高額だ。
カカオトークプレゼントはこれまでコーヒー、チキンクーポンなど3万ウォン未満の低価格商品を主に販売していた。それが最近、数千万ウォン台のブランド品を「簡単かつ安全に」購入できるチャンネルに進化したというわけだ。
昨年のカカオトークプレゼントにおけるブランドカテゴリーの取引額は前年比83％成長している。これに伴い、カカオトークのプレゼントに入店するブランド品も増加傾向にある。
現在まで化粧品、ファッション雑貨を含め計160のブランドが販売中だ。最近、ピアジェ（PIAGET）やブルガリ（BVLGARI）など、百貨店でさえも「お迎えする」ブランド本社が入店したのに続き、グローバルなファッショングループ「OTB」の「メゾン・マルジェラ（Maison Margiela）」も韓国の電子商取引の販路として初めてカカオトークプレゼントを選んだ。
最も高額の商品はピアジェの「ポゼッション時計ホワイトゴールドダイヤモンド34mm」で、4980万ウォンで販売中だ。「ティファニー（Tiffany&CO）」の「ティファニーT1ワイドヒンジッドバングル」も3260万ウォンでジュエリー部門で1位。5万ウォン以上のプレゼントランキングでは「 バレンティーノビューティ（VALENTINO BEAUTY）」の「GOクッション」（10万1000ウォン）が3位に上がった。
利用者はカカオトークプレゼントのメリットとして、簡単な購買方式と早い配送、信頼できる販売元を挙げる。また、カカオトークプレゼントでしか購入できない独自商品とプレゼントの包装、名前を印字してくれる刻印サービスも魅力的な要素だ。
ブルガリは貴重品配送専門業者バレックス（Valex）のプレミアム配送やデジタル正規品保証書を、ピアジェは最大8年間無償の品質保証を受けられる「ピアジェケア」を提供するなど、オフラインのようなプレゼントサービスも受けることができる。
カカオの関係者は「差別化されたグローバルブランドソーシングで利用者に特別なプレゼントサービスを提供し続ける」と話した。
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