2024 年 5月 17日 (金)
ホームエンターテインメント「韓国音楽に永続性」…韓流大手事務所「メンバー選びに2年」「米国デビュー」実験的試み

「韓国音楽に永続性」…韓流大手事務所「メンバー選びに2年」「米国デビュー」実験的試み

「KATSEYE」のデビューメンバーに選ばれた左からダニエラ(米国)、ユンチェ(韓国)、ララ(米国)、ソフィア(フィリピン)、マノン(スイス)、メーガン(米国)(c)KOREA WAVE

韓国の芸能事務所大手「HYBE(ハイブ)」が2年に及ぶ選考の末にグローバルグループ「KATSEYE(キャッツアイ)」の最終メンバー構成を終えた。HYBE創業者のバン・シヒョク議長は「キャッツアイ」について「新たな時代と世代の声を代表し、若者に夢はかなうというインスピレーションを与えてほしい」と明らかにした。

HYBEは最近、最終メンバーとしてソフィア(フィリピン)、ララ(米国)、ユンチェ(韓国)、メーガン(米国)、ダニエラ(米国)、マノン(スイス)の4カ国計6人のメンバーを明らかにした。KATSEYEは、米国現地でデビューして活動するHYBE初のK-POPガールズグループだ。

KATSEYEはHYBEと音楽レーベル「Geffen Records」が協力したガールズグループオーディションプログラム「The Debut:Dream Academy」から誕生した。Dream Academyは世界12万人の応募者の中から6000対1の競争率を勝ち抜いた20人で争われた。

HYBEとGeffen Recordsは、K-POP育成システムで最高のアーティストに成長できる意志と潜在力を持った参加者を選抜することに心血を注いだ。Dream Academyの参加者は、3回にわたってダンス、ボーカル、チームワーク、コンセプト消化力、芸術性などを評価するミッションに臨んだ。オーディションの様子は来年、Netflixを通じてドキュメンタリーとして公開される。

現在、グローバルファンダムプラットフォーム「Weverse」に設けられたDream Academyコミュニティには、世界の国家数に匹敵する220以上の国・地域のファンが加入し、活動している。米国をはじめブラジルとアルゼンチンなど南・北米、フィリピン、タイ、インドなど東南・南西アジア地域での活動が目立つ。デビューをしていないにもかかわらず、ファンコミュニティ加入者数が33万人に達する。

左からバン・シヒョクHYBE議長とジョン・ジェニックGeffen Records会長(c)KOREA WAVE

今年に入り、バン・シヒョク議長は「K-POP危機論」に数回言及した。K-POPが米音楽チャート「ビルボード」の上位に位置し、全盛期を謳歌(おうか)しているだけに、この発言は当面の危機というより、K-POPの永続性のために構造的変化、K-POPシステムのグローバル化が必要だという趣旨の見解として受け止められている。

バン議長は最近、米ブルームバーグ通信とのインタビューに応じ、「世界最高のグループとなり、K-POPの外縁を拡張し、韓国音楽の永続性に寄与することがDream Academyの目標だ。(オーディション過程で)K-POP拡張の可能性に対する仮説が検証され、実験的な試みを継続して韓国音楽の持続可能な成長活路を模索する」と話した。

(c)KOREA WAVE

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