2024 年 5月 18日 (土)
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「環境守りながら楽しくキャンプ」…韓国通信大手が再利用容器レンタル

SKテレコムと国立公園公団が提供する再利用容器レンタルサービス(SKT提供)(c)news1

新型コロナ禍が一段落して韓国では国立公園への探訪客が増え、ゴミ排出量が増大している。昨年、国立公園のゴミ排出量は885トンで前年比6.5%増えた。5月に雪岳山(ソラクサン)で発生したゴミだけでも約5.3トンと推定される。これを受け、国立公園公団は通信大手SKテレコムと提携し、使い捨て用品の削減に乗り出した。

国立公園公団のオンラインアンケート調査の結果、探訪客がキャンプ場に持ち込む使い捨て用品は1人当たり約4.47個だった。公団はそこに目をつけ、再利用容器を活用したモデル事業を進めることにした。

国立公園公団は、使い捨て用品削減運動を先取りしていたSKテレコムとコラボして昨年11月、雉岳山(チアクサン)で、食器とセットになった再利用容器レンタルサービスを開始した。

国立公園公団の予約システムバナーを通じて簡単に申請でき、現地での予約も可能だ。キャンプの人数に合わせて2人用と4人用で申し込むことができる。

4人用なら茶わんと汁わん、中サイズの円形皿、カップ、スプーンセットが各4個、大型円形皿と薬味小皿各2個で構成され、2人用はこの半分になる。価格は2人用は5500ウォン(約590円)、4人用は9900ウォン(約1060円)だ。

洗わずに返却できるメリットが大きい。回収された使用後の容器は、専門の施設で洗浄・殺菌工程を経てリサイクルされる。

(c)news1

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