2024 年 5月 2日 (木)
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「不法行為、悪口遮断」…韓国のAI、個人放送のわいせつ物もフィルタリング

CHZZKロゴ(c)MONEYTODAY

韓国ネイバーが発売したゲームストリーミング(中継)プラットフォーム「CHZZK(チジク)」で一部の配信者が不法な放送をする騒ぎを起こしたことを受け、ネイバー側が24時間モニタリングやAI(人工知能)技術を活用した対応策に乗り出した。

24時間モニタリングは社内のチジク運営組織などで実施。まだ立ち上げから1カ月も経っていないので人手が足りていないが、徐々に拡充していく計画だ。

また、わいせつ物のフィルタリングを強化するため、有害写真や動画を98.1%の確率でフィルタリングできるAI技術「エックスアイ」をチジクに導入。人の目による監視を補完する。

チジクでは、配信者「精兵少女」が3日、旭日旗が描かれたTシャツとカチューシャを着て放送する騒ぎが発生。運営政策違反などを理由にチャンネル運営を停止した。先月は、他のプラットフォームで永久停止の措置を受けた配信者がチジクで放送するという通告を受け、当該配信者の放送資格を剥奪した。

放送業界のある関係者は「ネイバーがストリーミング市場に進出したのは初めてなので多少の対応の遅れは致し方ない。配信プラットホームのアフリカテレビやツイッチ(Twitch)も同じような問題をクリアしながら大型プラットフォームに成長しており、必ず通らなければならない問題だ」と話した。

アフリカテレビはモニタリング専従の人員だけでも100人余りを抱えており、24時間体制で対応しているという。

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