
韓国の女性グループNewJeans(ニュージーンズ)のミュージックビデオ(MV)を手がけた広告制作会社「イルカ誘拐団」と、グループの所属事務所「アドア」が争う損害賠償請求訴訟。その控訴審の第1回口頭弁論が7月9日、ソウル高裁で開かれる。
一審のソウル中央地裁は、制作会社側に対し、アドアへ10億ウォン(約1億570万円)の支払いを命じる判決を言い渡した。判決には仮執行宣言がついたが、制作会社側はこれを不服として控訴し、強制執行の停止を申し立てている。制作会社のシン・ウソク監督個人に対する賠償請求は棄却された。
法的紛争の引き金となったのは、2025年8月の出来事だった。同制作会社がNewJeansの楽曲「ETA」の監督版(ディレクターズカット)MVを自身のYouTubeに公開。これに対し、著作権や所有権を持つアドアが削除を求めた。シン監督はこれに反発し、ファン向けに運営していた別のNewJeans関連チャンネルの動画も一斉に削除。「アドアからすべての映像の削除を求められた」と主張した。
一方、アドア側は「ETAの監督版についてのみ掲載中止を求めたのであり、他の映像の削除は要求していない。シン監督が虚偽の事実を流布している」と反論。映像の所有権侵害を理由に損害賠償訴訟に踏み切り、一審は最終的にアドア側の主張を認める判決を下した。
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