2024 年 4月 25日 (木)
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IPX、仮想超能力アーティスト「ウェイド」公開

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韓国のデジタル知識生産(IP)エンターテイメント企業「IPX(旧LINE FRIENDS)」が、バーチャル(仮想)アーティスト「ウェイド」(WADE)を電撃公開すると明かした。2月にブランド改名後に出した初のバーチャルIPだ。

ウェイドは、IPXが世界的クリエイティブコンサルタント「KB LEE」(イ・キュボム)とともに開発したバーチャルキャラクターIP。南国を探検していたある夫婦が偶然、氷河の中でウェイドを発見した、というユニークな誕生ストーリーをもっている。

「水から生まれた」ウェイドは、日常生活でささやかに発揮する念力や瞬間移動能力など、超自然的な力がある。またDJを愛し、ファッションへの関心が高く、スケートボードなどストリートカルチャーを楽しむアーティストだ。

ウェイドは、IPXがこれまで公開してきた可愛いらしいSD(Super Deformation)タイプのキャラクターとは異なる。メタバーストレンドのなか、サブカルチャーの感性を持ち、多角的に拡張された活動ができるバーチャルIPとして、長期間かけてウェイドの製作を進めてきた。ナイキ(NIKE)とコラボし、ストリートファッションの第一人者として名が知られるKBと手を組んだのも、その理由からだ。

KBはカニエ・ウエスト(Kanye West)ら有名アーティストとコラボし、優れた芸術的センスを披露してきた。ウェイドの初期スケッチから詳細な世界観の設定まで、すべてのプロセスのディレクターを担当した。今後もウェイドのファッション、音楽、アート分野におけるさまざまな活動に深く携わる予定だ。

ウェイドは初の公式的な動きとして、ドイツカメラメーカー大手のライカ(Leica)カメラが3月25日開催の「O! LEICA 2022 – Out of the Ordinary」に参加、現代写真の巨匠ラルフ・ギブソン(Ralph Gibson)▽経営者であり写真作家のパク・ヨンマン▽ドキュメンタリー写真家シン・ウンジェ▽俳優リュ・ジュンニョル▽クリエイティブディレクター、アンブッシュ(AMBUSH)のユン――らとともに「バーチャルIP」としては初めてラインナップに名を連ねた。

ウェイドは「観察好き」で「父親から受け継いだライカカメラで世界各所を撮影してきた」という。今回の展示会で「寂しさからの自由」をテーマに、米ネバタ州の荒涼な砂漠で偶然発見したガソリンスタンドや、ハワイの夕日の下でひとりサーフィンを楽しむ人の自由さなど34種の作品を公開する。

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