
韓国の芸能事務所「ワンハンドレッド(ONE HUNDRED)」のチャ・ガウォン代表が、約300億ウォン(約33億円)規模の詐欺容疑で警察の事情聴取を受けていたことが分かった。一方で、チャ代表側は告訴した側を業務上背任容疑で逆告発した。
ソウル警察庁金融犯罪捜査隊は、特定経済犯罪加重処罰法上の詐欺などの疑いで、今月6日と7日にチャ代表を容疑者として召喚し、事情聴取した。
警察によると、チャ代表は所属アーティストの知的財産権(IP)事業などを名目に、関連業界から多額の前払い金を受け取ったものの、契約を履行しなかった疑いが持たれている。
しかし、チャ代表側はすべての容疑を否認している。
チャ代表側は先月30日に発表したコメントで、「ワンハンドレッドに対する敵対的買収・合併(M&A)工作の一環だ」と反論。また、告訴した企業の一つであるエンターテック企業「ノモス」について、「上場後の業績悪化や株価下落の責任をチャ代表に転嫁するため、計画的に告訴に踏み切った」と主張した。
さらに、「前払い金を返還する意思と能力があったにもかかわらず、一連の疑惑が報じられたことで、会社経営や資金繰りが悪化した」と説明。「契約履行が難しくなるたびに、こちらから前払い金の返還を申し出たが、ノモス側が拒否した」としている。
あわせて、チャ代表側は同日、ノモスのキム・ヨンジュン代表とキム・ユナ副代表を、特定経済犯罪加重処罰法上の背任容疑でソウル水西警察署に告発したと明らかにした。
チャ代表側は告発状の中で、ノモス経営陣がコスダック(KOSDAQ)上場を控え、企業価値を高めるためにアーティストIPの確保を無理に推し進め、社内の反対を押し切ってワンハンドレッド側に約11億ウォン(約1億2100万円)の損害を与えたと主張している。
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