
米国の北朝鮮専門メディアNKニュースは13日、北朝鮮のキム・ジョンウン(金正恩)朝鮮労働党総書記の最近の公開日程を分析した結果、主要機械化歩兵部隊司令部の位置が把握されたと報じた。
北朝鮮の官営メディアである労働新聞と朝鮮中央通信などは先月、キム総書記が朝鮮人民革命軍創建日(4月25日)に合わせ、「人民軍機械化歩兵部隊傘下の連合部隊を訪問し、迫撃砲兵射撃競技を参観した」と報じた。ただ、当時の報道では、この基地がどこに位置するかは具体的に明らかにしなかった。
NKニュースは、金総書記が第425機械化歩兵師団の高位将校らを平安南道粛川郡の双雲里革命史跡地で接見したと把握した。同じ日に参観したとされる「各級大規模連合部隊所属の軽歩兵部隊による迫撃砲射撃訓練」も、双雲里東側付近の訓練施設で実施されたと推定した。
NKニュースは、北朝鮮メディアが言及した「機械化歩兵師団傘下の連合部隊」が第425師団である最も確かな証拠として、同師団の師団長であるキム・ヒョンジン少将が現場でキム総書記を迎えた点を挙げた。
キム・ヒョンジン少将は2025年10月と2026年2月に平壌で開かれた軍事パレードなど主要軍事行事で師団将兵を率いた。第425師団の旅団長であるキム・チュンソン大佐も今回の訪問に同行し、名札には数字の「425」が記されていたことが確認されたという。
NKニュースは、衛星写真と北朝鮮メディアの写真を活用し、双雲里革命史跡地の建物と周辺の山岳地形を照合して地理的位置を把握したと明らかにした。
衛星写真を見ると、先月18日から21日の間に、双雲里訓練場から南東へわずか1.5キロ離れた訓練地域の山腹に、大きな新しい構造物が現れたことを確認できるという。また山腹には白い線も捉えられたが、これは迫撃砲訓練写真にも写っていた白い標的線である可能性が高いという。
NKニュースは「キム・ジョンウン氏が第425師団を訪問したのは、おそらく同部隊の名称が4月25日を記念する祝日に由来するためだろう」と推定した。
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