2025 年 1月 13日 (月)
ホームライフスタイルビューティータコの吸盤、化粧品に活用…韓国コルマーが生体模倣企業と挑む「次世代ナノ技術」

タコの吸盤、化粧品に活用…韓国コルマーが生体模倣企業と挑む「次世代ナノ技術」

韓国コルマー提供(c)news1

化粧品大手の韓国コルマーがこのほど、生体模倣スタートアップ企業「ミメティクス(MIMETICS)」と「生体模倣負圧技術を活用した有効成分吸収促進技術に関する業務協約」(MOU)を締結した。機能性化粧品の有効成分吸収率を飛躍的に高める新技術を開発する。

ミメティクスは、タコやカエル、カタツムリなどの生物の特性を模倣した製品を開発する生体模倣研究企業であり、成均館(ソンギュングァン)大学の教員が創業した企業として知られる。同社は特に、強力な接着力を持つタコの吸盤構造を応用した負圧経皮薬物伝達パッチの開発で世界的に注目を集めている。この技術は、皮膚を傷を付けることなく薬物を伝達できる非侵襲的な方式であり、従来のマイクロニードルパッチが抱える痛みの問題を克服したと評価されている。

今回の協約により、両社はタコ吸盤構造パッチ技術と韓国コルマーのナノ伝達体技術、さらには高分子ネットワーク制御技術を融合させ、新しい薬物および化粧品成分伝達システムを共同開発する。具体的には、ミメティクスのパッチ技術が皮膚角質層を開いて伝達経路を確保し、韓国コルマーのナノ伝達体技術が有効成分の皮膚浸透率を最大化する仕組みだ。

韓国コルマー関係者は「ミメティクスの世界的な生体模倣技術と韓国コルマーの製剤技術が結びつき、K-ビューティ産業に新たな革新をもたらすことが期待される」と述べた。

(c)news1

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