コンビニの女性アルバイトが「短髪である」という理由で暴行し、それを止めようとした男性客も殴ったとして、特殊傷害や財物損害などの罪に問われた20代男性の被告に対する控訴審判決があり、韓国の現地裁判所はこのほど、懲役3年を言い渡した。
2023年11月、慶尚南道晋州市（キョンサンナムド・チンジュシ）のコンビニで、酔った男性が商品を乱暴に扱っていたところ、女性アルバイトが「商品を丁寧に扱ってほしい」と注意した。
これに激怒した男性は「短髪だからフェミニストだ。フェミニストは殴られるべきだ」と言い放ち、女性を殴打した。彼女の携帯電話を壊し、止めに入った50代の男性客にも暴力を振るった。
被害女性は左耳の聴力を失い、補聴器を装着している。被害男性は長期の治療が必要となり、その結果、職を失い生活困難に陥っている。
1審では被告の心神耗弱状態が認められ、懲役3年が言い渡された。検察は量刑不当として控訴したが、控訴審でも「心神耗弱の状態で犯行に及んだ点を考慮すれば原判決は不当ではない」として、検察と被告双方の控訴を棄却した。
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