2024 年 11月 26日 (火)
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韓国・個人事業者向け融資の延滞率0.69%、10年ぶり最高値

ソウル市内のある廃業商店街(c)news1

韓国国内銀行の個人事業者(自営業者)のウォン建て融資の延滞率が10年ぶりに最も高い数値を記録した。高金利の持続と内需市場の不振の影響で自営業者の借金負担がなかなか減らない状況にある。

金融当局は自営業者の積極的な債務調整を支援するために9月から新たな出発基金財源を10兆ウォン以上増やす。

金融監督院によると、5月末基準の国内銀行の個人事業者のウォン建て融資延滞率は0.69%だった。前月末(0.61%)比0.08ポイント上昇した。昨年同月(0.45%)比では0.24ポイントの上昇となる。

個人事業者の貸出延滞率は最近上がり続け、10年前と似た水準まで到達した。現在の0.69%と似た数値を記録したのは2014年11月の0.72%と2015年2月の0.68%だ。個人事業者貸出延滞率は2014年11月以後で最も高かった。

個人事業者向け融資の延滞率の上昇傾向も尋常ではない。2022年5月末基準の個人事業者の貸出延滞率は0.20%だった。2年で延滞率が3倍以上跳ね上がったのだ。

5月末基準の中小法人向け融資の延滞率は0.75%を記録し、前年同月末(0.55%)比0.20ポイント上昇した。中小法人と個人事業者を合わせた中小企業向け融資の延滞率は0.72%で、同期間0.21%上昇した。

一方、大企業向け融資の延滞率は0.05%で、同期間、逆に0.07ポイント下落した。家計向け融資の延滞率は0.42%で、同期間0.05ポイントの上昇にとどまった。

(c)MONEYTODAY

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