韓国の青少年の間で賭博が急速に広がっており、学校専担警察官(SPO)の活躍の場が増えている。こうしたSPOは摘発だけでなく、賭博にのめり込んだ子どもたちの治癒の制度化まで必要な時期にきていると指摘している。
学校専担警察官(SPO)として活動している蔚山蔚州(ウルサン・ウルジュ)警察署のノ・チャンシン警部は、昨年5月から今年3月まで3つの賭博サークル、24人の青少年を摘発した。
その中には賭博サイトの携帯メール広報代行を引き受けていた例もあった。違法賭博業者から送られてくる電話番号500件余りと宣伝文句をスパムメールとして伝達するやり方。ノ警部は「模範生まで賭博を罪の意識なしにゲームのようにしており、常時対応が必要だ」と指摘した。
また、慶尚北道亀尾(キョンサンブクド・クミ)地域でSPOをしている亀尾警察署のキム・ミンジェ警部補は賭博ゲームで4人を検挙し、青少年51人を賭博治癒センターにつなげた。
キム警部補は「子どもたちはオンラインゲームのアイテムを買う感覚で賭博に接している。処罰が根本的な解決策ではなく、予防・治癒できる制度の拡大などが必要だ」と述べた。
警察庁国家捜査本部は昨年9月25日から今年3月31日まで「青少年対象サイバー賭博特別取り締まり」を実施。青少年1035人を含む2925人を検挙している。
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