韓国の釜山(プサン)都市高速道路のトンネルの上に大きく掲げられた「ケ・キ・カン・コル・コン」というハングルの表記に「意味がわからない」「奇妙だ」という反応が相次いでいる。調べてみると、パク・ヒョンジュン市長が公職者の美点として挙げた言葉だった。
釜山市の公共デザイン改善プロジェクトを進めている釜山施設公団は21日、トンネル上に「ケ・キ・カン・コル・コン」と書かれた看板を設置した。
市民は「いったい何の意味?」と首をかしげ、ある運転手は「一体何のことか分からず、しばらく見ていた。なぜこの表記が必要なのか」と語った。
実は、この言葉はパク市長が先月2日、市の式典で公職者が持つべき5つの美徳として言及したもの。市長は「公共の善を持つ存在として、私たちのアイデンティティを確立するためには『知恵』『エネルギー・才能』『勇気』『デザイン』『ネットワーキング』が必要だ」と語った。「ケ・キ・カン・コル・コン」はこの5つを表す文字だという。
これに対し、ある市民は「これらの文字を検索すると市長のYouTube動画が表示された。市の予算で市長個人のYouTubeを宣伝しているかのようだ」と批判した。
釜山施設公団の関係者は「共感できる話であり、内部で企画を進めた」と述べた。
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