2024 年 11月 26日 (火)
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米スキンケア市場、K-ビューティーに勢い…海外ブランドが選択する「メイド・イン・コリア」

(c)news1

米国のスキンケア市場で韓国産化粧品が頭角を現している。韓国国内ブランドだけでなく、海外ブランドの中で韓国産が人気製品に浮上した影響だ。K-ビューティーの人気を実感した海外ブランドが「メイド・イン・コリア」を選択し始めたという意味だ。

米国最大の電子商取引サイトであるアマゾンによると、セラムの最大販売製品(Best Sellers in Facial Serums)上位20位圏に(14日時点)国内ブランド製品の多数が名を連ねた。セラムは肌に必要な栄養素を集中的に供給する製品で、通常、スキンの次の段階で使われる。欧州で韓国式の段階別スキンケアに関心が高まり、アマゾンでの人気カテゴリーの一つだ。

この中で最も人気が高い製品はコスアールエックス(COSRX)だ。コスアールエックスはアモーレパシフィックが昨年買収した会社で、北米での売り上げが半分以上だ。このほか、海外で有名な「朝鮮美女」「ミクスーン(mixsoon)」「アヌア(Anua)」などの国内ブランド製品も20位圏に入った。

目立つのは原産地が韓国と表記された米国製品だ。それぞれ6位、9位、17位に上がった「グッド・モルキュス(Good Molecules)」のセラムが代表的だ。グッドモルキュスは、米国のオンライン化粧品流通会社であるビューティーリッシュ(Beautylish)で2019年に立ち上げたブランドだ。原料や効能を商品名に使い、現地で人気を集めている。

製品容器にハングルで「ソウル」と書いてある「ソウルスーティカルズ(Seoul Ceuticals)」もその一つだ。「ソウル」をブランドとして活用した米国ブランド製品の原産地も韓国だ。いずれも米国の化粧品会社だが、製品の生産を国内に委託したケースだ。国内で生産されたK-ビューティー製品が米国市場内に深く定着したわけだ。

米国化粧品市場でのスキンケア人気は続く見通しだ。2021年時点で米国化粧品市場内のスキンケアの割合は25.9%で、海外平均(34.2%)より低く、市場成長余力が高いという評価だ。実際、グーグルトレンドデータによると、2022~2023年初めからスキンケア関連グーグル内の検索数が急激に増えたことが確認できる。

この中で米国ではビタミンC、ヒアルロン酸など特定成分を前面に押し出した国内産製品が米国市場内で人気を集めている。米国10~20代を中心にクリーンビューティー(環境と肌の健康まで考えるメイクアップと肌の管理方式)の機運が高まり、消費者の間で成分を丹念にチェックして購入する消費パターンが現れた結果だ。その中心にはK-ビューティーがある。

韓国国内メーカーやブランドが信頼できる成分を前面に打ち出し始め、市場が拡大する傾向にある。国内のグローバル輸出入統計機関であるグローバルトレードアトラス(Global Trade Atlas)によると、韓国は昨年、スキンケア製品として7億9200万ドルを輸出し、米国の3大製品供給国の地位を維持した。

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