2024 年 9月 20日 (金)
ホーム社会「子ども同士で性的関係を強要」…韓国の霊媒師、一つの家族を19年間も支配

「子ども同士で性的関係を強要」…韓国の霊媒師、一つの家族を19年間も支配

(c)news1

性暴力犯罪の処罰などに関する特例法違反(撮影物等利用強要)などの罪に問われた韓国の巫俗人(モクソギン)(51)と同居の女性(46)の論告求刑公判がこのほど、水原(スウォン)地裁驪州(ヨジュ)支院で開かれ、検察は2人に懲役30年を求刑した。

巫俗人とは「霊能力によって神と人間を結ぶ存在」とされ、「シャーマン」「霊媒師」と訳される。女性をムーダン、男性をパクスと呼ぶ。韓国社会では巫俗人は身近な存在とされ、結婚や転職、起業などの人生の転機に際して、巫俗人のもとを訪れ、お告げを受ける。

被告の巫俗人は京畿道安山市(キョンギド・アンサンシ)で占い店を経営していた。

警察の捜査によると、巫俗人は2004年、夫と死別した女性を洗脳してその家庭に入り込み、一家全員の携帯電話に位置情報アプリを入れ、屋内にカメラを数十台設置して家族を監視した。

次第に一家を心理的に支配するようになり、母親に対し、火で熱したスプーンを子どもに押し当てるなど暴行を命じたほか、子ども同士による性関係を強要した。

また、そうした映像を流すと脅すなどして約2億5400万ウォン(約2858万円)を恐喝した。

家族間での激しい暴行に気付いた隣人が4月に警察に通報し、背後に巫俗人がいることが判明した。

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