2025 年 3月 15日 (土)
ホーム社会韓国カフェの「プラスチック片混入」スムージー問題、結局、店は謝ったが…当局の摘発は難しく

韓国カフェの「プラスチック片混入」スムージー問題、結局、店は謝ったが…当局の摘発は難しく

問題のスムージーから出たプラスチック片(JTBCキャプチャー)(c)news1

韓国の20代妊婦が異物の混入したスムージーを飲んだ後に流産した問題で、放送局のJTBCがこのほど、被害女性(28)とスムージーを提供したフランチャイズカフェの店長にインタビューした。

女性は先月9日に2人目の子どもの妊娠がわかったそうだが、同17日に宅配されたスムージーを飲んで、1カ月後に流産した。「異物感があったので吐き出したら、プラスチックの破片が次々出てきた。1つや2つではない。かき混ぜてみるともっとたくさんあった」と主張した。

おなかが痛くて病院に行くと、腸出血の診断を受けた。プラスチックをのみ込んだか調べたくてもレントゲン撮影は妊婦に良くなく、それもできなかった。医師は腸出血で流産する可能性にも言及したといい、女性は流産防止の注射を2回したが、効果はなかった。

一方、店長は「使い捨てカップがミキサーの中に落ちて砕けた。そんなことになるとは思わなかった」と語った。そのうえで「プラスチックを飲み込むことが果たしてあるだろうか。普通は舌で気づく。髪の毛が入っていても吐き出すのに」と女性の主張に疑義を呈した。

だが、店長は女性に謝罪し、カフェ本社も責任を負うとしている。

女性は食品医薬品安全処と自治体にも通報したが、店に対する特別な措置はなかったという。現行法上、過失堕胎罪を処罰する規定がなく、店長を摘発することは難しい。損害賠償請求訴訟も容易ではない。女性の選択肢として残るのは▽店長を業務上過失致傷の罪で告訴する▽治療費と慰謝料を請求する――ことだという。

(c)news1

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