
表の顔は優しい夫が、裏では妻や義父母を見下す投稿を2年間続けていた――こんな妻の話が韓国YTNラジオ「チョ・インソプ弁護士の相談所」でこのほど取り上げられ、話題になっている。
番組によると、夫婦は同年齢で結婚2年目。ただ育った環境は異なっていた。
女性は高校卒業後すぐに働きに出た。親は中学だけを出て地方で農業を営んでいる。一方、夫とその親はみな大学を出て、経済的にも豊かだという。
ただ義父母は女性に優しく、女性は結婚生活に大きな問題はないと考えていた。
ところが、女性はある日、夫がインターネットコミュニティに匿名で投稿しているのを偶然知り、状況は完全に変わった。
その内容を見ると――。
「妻の実家に行くたびに気分が悪くなる」
「義父、義母のそばに行くと肥料のにおいがして吐きそうだ」
「中卒、学のない家」
こういった内容の書き込みが数百件あったという。
女性は衝撃を受け、夫とは別居するようになった。
そのうえで「夫と離婚したい。できれば名誉毀損で告発したい」と訴え、番組で助言を求めた。
出演していた弁護士は「オンラインとオフラインで異なる行動を見せたため、民法で定めた離婚理由に該当しない。普段の証拠を提出して訴訟で争うことになる可能性が高い」と指摘した。
そのうえ「一貫して離婚を主張し、夫の投稿文が1回ではなく婚姻期間中にずっと継続したという点を強調すれば、民法で定められた不当な待遇を受けた時に該当する可能性がある」とみた。
名誉毀損については「匿名サイトに投稿した匿名の文章だけでは(批判している相手が)女性とその両親のことだとは見なされないため、侮辱罪や名誉毀損で処罰をすることは難しそうだ」との見解を示した。
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