2024 年 11月 25日 (月)
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週1~2本しか売れなかった韓国の純米酒、岸田首相が飲んだあと「1日1~2本売れる」

慶州法酒超特選(金福酒提供)(c)news1

岸田文雄首相が韓国を訪問した際、ユン・ソンニョル(尹錫悦)大統領との晩餐会でふるまわれた「慶州法酒(キョンジュポプチュ)超特選」が韓国で人気を集めている。「慶州法酒超特選」は高級酒の部類に入る。大統領室は、日本酒が好きな岸田首相の好みを反映してこの酒を選んだという。

慶州法酒を傘下に持つ酒類メーカー「金福酒」と、大邱(テグ)地域の百貨店によると、最近になって「岸田首相が飲んだ法酒はあるのか」「もっと製造できないのか」などの問い合わせ電話が相次いでいる。

金福酒は2000年代から日本酒の韓国参入などに対抗し、韓国を代表する清酒の開発に乗り出してきた。慶州法酒は米の表面を79%削った後、残った21%の中身だけを原料に使用し、さわやかな果物の香りを出すのが特徴だ。

特に毎年ブリュッセルで開かれる世界的権威「モンドセレクション」で、慶州法酒超特選が2011年から7年連続で清酒部門金賞を受賞したりした。価格は4万5000ウォン(約4600円)~5万7000ウォン(約5800円)。

金福酒関係者は「この製品の生産量は毎年2万7000本だけ。流通側から『出荷量を増やしてほしい』という問い合わせ電話が相次いでいるが、工場の規模の問題もあり、当面は通常の生産本数を維持しなければならない」と説明している。

新世界百貨店大邱店の関係者は「問い合わせが大幅に増えた。岸田首相夫妻が訪韓する前に週に1~2本程度売れたが、最近は日に1~2本売れている」と話している。

(c)news1

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